フサオマキザルを解説!ペットにできる?価格や寿命は?

      2017/11/24

フサオマキザルとは

フサオマキザルはコロンビア西部からベネズエラ南部、ガイアナ、スリナム、仏領ギアナのほか、ブラジル北西部などに生息しているオマキザル科の一種です。亜熱帯や熱帯の森林、乾燥した森林や原生林が破壊された後の二次林、海岸近くの林、標高1000m程の山地の森林など、その生息拠点は幅広いです。基本的には樹上性で、樹木の中層から下層で生活しており、睡眠をとる際でも樹上に留まります。

大きさや外見

体長は40㎝~55㎝ほどで、尻尾も体長とほぼ同じ長さがあります。オマキザルの仲間の中ではガッチリとした体格をしており、分厚く深い体毛を持ち、褐色や暗褐色、明褐色などの体色をしています。また、四肢や尾は体に比べより黒味の強い暗褐色をしています。

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By Charlesjsharp - Own work, CC BY 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=8863162

知能が高い!

フサオマキザルは木の実を割るために石を用いり、叩き割る石と木の実を割る石の台を選び、これらをうまく利用して殻を割ったり、道具を使って手に入れたシロップを傷口に塗ったりなど、大変知能が高く賢いサルです。この賢く手先が器用なことから、介護用のサルとして注目されています。

名前の由来

フサオマキザルという名は、頭部に房のように盛り上がった毛が見られることに由来しています。

フサオマキザルを飼育するのは可能か

猿種でもスローロリスやピグミーマーモセットはワシントン条約により商取引が制限され、ペットとしての飼育は難しいですが、フサオマキザルの場合、現在は特に絶滅の危惧はないとされています。

そのため、哺乳類専門ショップにやネットでフサオマキザルの購入が可能です。しかし、フサオマキザルは平均で100万円ほどしてしまう大変高価な動物であり、簡単に手に入れることができるような値段では決してありません。

それでも、フサオマキザルは非常に愛嬌があり人にも良く懐き、また大変賢い動物であるため、ペットとしての需要の高まりを見せています。しかし、まだまだ飼育件数が少なく情報が十分でないため、その飼育は難しいとされています。

フサオマキザルの飼育には初期費用のみならず、その後継続的にかかる費用なども考慮しておかなければなりません。場合によっては、年間で数十万円かかることもありますので、経済面でゆとりがある方でないと飼育は難しいでしょう。

どのサルを飼育する際にも共通することですが、サルは自分よりも格下と見なした相手を攻撃することがあります。フサオマキザルは穏やかで争いを好まない性格であり、攻撃性の少ない品種ですが、それでも元は野生の猿であるため油断は禁物です。

飼育し始めた早めの段階から、飼い主が主導権を握っていると理解させましょう。この際に注意しなければならないのが、フサオマキザルは臆病なため、しつけとして怒鳴ったり極端に叱ったりすると長く記憶に残り、極端に怯えることもあります。そのため、フサオマキザルとは甘やかしすぎず厳しすぎず、加減よく接するよう心がけてください。

飼育の注意点

フサオマキザルを含むサルは人間に非常に近い遺伝子を持つ動物のため、猿が病気にかかった際、または人間が病気にかかった際に双方に感染してしまう場合があります。結核や肝炎、ヘルペスなども感染してしまう可能性があるので、どちらかが病気になった場合はできるだけ接触は避け、感染を防ぐよう注意しましょう。

フサオマキザルの寿命

寿命は野生下では十数年程度とされていますが、飼育下での寿命はそれより長いようで、30年を超えたりします。そのため、ペットにしたいと考える場合は、長期的な付き合いになることを考える必要があります。

最後に

フサオマキザルは知能の高さなど、ペットとしての魅力を十分に備えたサルで、商取引の制限も特にないため、入手のハードルは低めです。とはいえ、値段や飼育情報の少なさを考えれば、ペットとしての敷居は高い生き物です。

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